夏休みに家を空けて、家主が楽しんでいる間に大ダメージを受けた観葉植物たち。
ユーカリ(ポポラス、パルブラ)は特にかわいそうで、生けるドライフラワーと化してしまいました。
無事かな~と思っていた葉っぱも、数日たつとみるみるうちにカラカラ、パリパリ、茶色に。
これはいけない!と思い切って剪定してみることに。
剪定方法
全体がほぼ枯れてしまったユーカリは、「丸坊主」という剪定方法がよいとのこと。
元気がないとリスクも大きい「丸坊主」。
仙台在住の私は、広瀬通りの銀杏並木の剪定でその悲惨さは毎年目にしています。
(首と手を切り落とされたみたいで、元気になるまで時間がかかっている通りがあるのです…)
ですが、生けるドライフラワーのままでは、それはそれでかわいそう。
思い切ってやってみました。
剪定したユーカリ、10日間の成長記録
ユーカリ・パルブラ
8月25日
たしか剪定から3日後くらい。
あー…。鉢に割りばしが刺さっているだけみたい…。
でも、よーく見ると、緑の新芽が出ている!
希望が持てますね。
8月30日
ぱっと見はあまり変化がありません。
しかし、よく見ると、葉っぱの枚数が増えています。
両側から出ないで、片方だけなのが不思議です。
もう片側には、古い枝のちょっとだけ切り残した部分が残っていたのが原因なのでしょうか。
ちょっと上のほうにも新芽が出てきました。
9月4日
さらに5日後。
10日前と同じような感じになってしまった…。
5日前には元気だった新芽がしなび始め、そのちょっと上から、また別の新芽が出てきました。
暑さが原因なのか?
光合成できる葉っぱがないからか…?
新しい新芽に期待しましょう。
ユーカリ・ポポラス
8月25日
ポポラスは、まだ緑色の部分が残っている枝もあったので、カラカラチリチリの葉っぱ以外は残しておく作戦をとりました。
だいぶ涼しげになってしまいましたが、よく見るとこちらも新芽が。
枯れてしまった葉っぱの表面はカサカサ気味ですが、新芽はツヤツヤして水っぽい質感です。
葉っぱを落としてしまった部分からも、脇芽とともに出てきました。
根元に近い部分のこぶ状の部分には、新芽の集団らしき、緑いろのぽつぽつが。
この時点で、パルブラとだいぶ新芽が出るスピードが違うことがわかります。
葉っぱの残り具合、もともとの生命力、剪定の強度によるのかもしれません。
8月30日
5日経って、ぱっと見でもだいぶ葉の量が増えたことがわかります。
葉の勢いがよい枝とそうでない枝にわかれました。
葉っぱの残っている枝は、葉の成長スピードが遅く、もともとの葉がすべてなくなってしまった枝はどんどん新芽が出て、大きくなるのも速いです。
葉がついていた枝は残りの葉っぱに栄養を注いでいる分、新芽がでるのが遅いのかもしれません。
また、新芽がぐんぐん出てきた枝は、太い枝でもありました。
枝の太さ・細さが、新芽に注げる栄養の違いにも影響しているのかもしれません。
ツヤツヤしていた新芽も大きく広がりはじめ、5日前ほどのツヤ感がなくなったものの、薄く、光が透けているようで新緑の瑞々しさがありますね。
生き残った葉っぱは、日に日に緑色が薄くなっていきます。
最後の力を振り絞って、新芽を生かしているようです。
9月4日
よかった!こちらは順調です。
近づくと、ユーカリ独特の香りも漂ってきます。
根元のこぶに顔を出していた新芽の集団も、葉っぱが開き始めました。
ポポラスは完全に持ち直しましたね。
まとめ
「丸坊主」はやはりリスクの高い剪定方法であることがわかりました。
葉がすべてなくなるほど枯れてしまうということは、ユーカリ本体の元気もなく、エネルギーを自分で作り出せない状態で、そこにさらに剪定されるとダメージはとても大きいのだと思います。
やはり、枯れさせない管理がなによりも重要ですね。
また、葉が少し残っている状態での剪定だと、ユーカリはすぐに葉をつけてくれるので、樹形を整えやすい植物なのだろうな、ということもわかりました。
ちなみに。
実は、丸坊主にする前(枯れる前)から、ポポラスよりもパルブラのほうが、なんとなく元気がなかったのです。
去年も今年も葉焼け?して葉がポロポロ落ちたりしていたので、もしかしたら暑さに弱い品種なのかもしれません。
これに関しては、パルブラが復活を遂げたら、来夏の管理方法を少し変えてみて、検証をしたいと思います。
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