2024年の夏休みは、岩手県に1泊2日旅へ行ってきました。仙台からドライブで行くとなると、県南エリアがちょうどよい距離感です。
工業、農業がバランスよく融合し、史跡が数多く点在するエリアです。世界遺産「平泉」をはじめ、多くの遺構、遺物がかつての栄華な文化の存在を物語ってくれています。
岩手をイーハトーブと呼んだ宮沢賢治ゆかりの花巻市、「遠野物語」で知られる民話の里遠野など、民話、行祭事といった
文化的な無形財産が多種多様に存在する事でも全国的に知られています。
また、花巻をはじめ一関や西和賀など温泉地も多く、個性豊かな温泉めぐりもおすすめです。
岩手県公式観光サイトのホームページによれば日本史の教科書や史料集で何度もみた、奥州藤原氏の栄華を感じられる平泉や、温泉が有名なエリアだそうですが、そのどれも体感することなく楽しんだ2日間。
自分の思い出の記録と、百万が一、だれかの参考になることがあれば(あるか?)と思い、記してみます。
本音は、最近noteで他人の旅行記を読むことにハマっているので、私も書いてみたくなったというところ。正直に生きるのが吉。
ちなみに、去年は裏磐梯での野鳥観察旅行。最終日の早朝鳥さんぽで、あわやツキノワグマと遭遇!のヒヤリハット(どころではない)ハプニングがありました。若干のトラウマです。
day1 食い意地と胃の容量の勝負。腹を空かせろ!
二度寝を楽しみたくなるのは、旅行の出発日とて同じこと。出発時間に強制力がなく、キャンセル料や変更料がかからないドライブ旅ならなおのことですね。
そんなこんなでお寝坊の末に、自宅にて遅めの朝ごはんを食し出発。気持ちばかりの努力として、白米は口にせず。なぜなら美味しいアイスを食べたいから!!
目的地への到着は昼過ぎの予定。さすがにそこまで何も食べないとお腹が空きそうだから、途中で前沢サービスエリアに寄って、前沢牛コロッケでも食べようというのが第一プラン。
お盆後半の東北自動車道。上り線は車の数が多いものの、下り線はガラガラすいすい。順調な旅路です。
無事に到着して食べたものはこちら。
「やっぱりちょっとお腹すいたかも」「レストラン見てみる?」という流れで無事に吸い込まれていきました。カツ重もカレーも器が深くて満腹!!
この後、アイスは2軒はしごするつもりだったので、やや不安を覚える(アイスはダブルがデフォ)
ジェラート① Cow bell
東北自動車道を水沢ICでおりて、向かったのはジェラート屋「カウベル」。
私が食べたのは左側。ヘーゼルナッツともも。
放牧されているヤギも暑そうなくらいの夏日和なので、ジェラートがうまいうまい。お昼をたらふく食べた後でも、ダブルを頼む食いしん坊発揮。
ジェラートを食べた日記については、こちらに。
ジェラート② 牧草の丘
カウベルさんからすぐの距離。ジェラートはしご2軒目は「牧草の丘」さん。
この時点で15時すぎ。さすがにダブルを食べると夕飯に差し支えるか、とビビり2軒目はシングルを一人ずつ。大人な判断ができた自分に拍手。
店先の日陰で食べましたが、日陰は風が吹くと心地よい気温で、ちょうどよいですね。
地元スーパーへ夕飯の買い出し スーパー旭屋
ジェラートをはしごして、大満足した後は一関市川崎町にあるスーパー「旭屋さん」で夕飯の買い出し。宿でBBQをやる予定なので、お肉やら何やらを買おうと向かいました。
小さな町のスーパー、品ぞろえが心配だな~なんて思っていたのですが、そんなのは杞憂でした。スーパー周辺はそこそこ町。コンビニも3軒もあるし、レストランもあるし、意外と大丈夫そう?と入店すると、お支払いセルフレジが目につきました。
これは大丈夫そう!と安心して店内を物色。魚コーナーが充実している様子。
それもそのはず。この町から海沿いの宮城県気仙沼市までは車で40分くらいの距離なんだそう。思ったよりも近いのね~。公式Instagram(スーパーのInstagramって新鮮)もお魚の写真ばかり。
BBQのため、焼き鳥の具材や豚肉、焼きそばを購入。お菓子もお酒も手に入る、ちょうどよい規模感のスーパーです。次回来ることがあったら、お刺身など買ってみたいな。
本日の宿 古民家薄衣
宿として予約をしていたのは「古民家 薄衣」さん。うすごろも、ではなく「うすぎぬ」と読むこのあたりの地名だそう。オーナーさんのおじい様のお家を改装した一棟貸しのお宿。
静かなところに行きたいよね~、という観点で宿泊サイトを物色していたところ、古民家・一棟貸し・BBQ可という言葉に惹かれて決めました。
北上川沿いの細い急な上り坂を上がった高台にある古民家。着いてみると広さときれいさにびっくり!!
中に入ると、囲炉裏スペース。右側には広いキッチンスペース、お風呂は洗い場2つ!
最近のマンションによくある、和室のない家に暮らす私。実家にも和室はないので、畳のお部屋にくると思わず大の字に寝そべって、ゴロゴロやってしまいます。
くつろぎスペースにはテレビや本、カードゲームが。ほん怖が大好きな夫は、放送日と宿泊日が重なっていたので、古民家でほん怖を見る、という風情を味わってもらいました。
目の前には畑と田んぼが広がっています。のどか。夏休み感たっぷりでいい感じ~!
BBQは器材を貸していただけて、炭だけ持ってきてくださいとのことでしたが、やや疑り深い我々は、椅子やら七輪やらもって行ってしまいました。
が、至れり尽くせりの用意をしていただきました。BBQコンロに加えて、テーブル、椅子、紙コップや紙皿、割りばしにはさみなど。セッティングまでしていただき、大名釣りならぬ、大名BBQでした。
焚火を楽しみたいので、焚き火台と薪も持って行ったのですが、これが大正解。
チャッカマンはありましたが、火付けがうまくいかなければ、ガスコンロから火でももらおうか…なんて思っていましたが、茅葺屋根だからかキッチンのコンロはIH。車に積んであった新聞紙と薪があったおかげで、木炭への火付けもスムーズに行えました。
我が家のBBQの定番は焼き鳥。スーパーの焼くだけ焼き鳥セットは割高、安くいっぱい食べたいので肉とネギを買って、自分たちで串に刺して作りました。
薪一束が燃えきるまで2時間、BBQを楽しみました。お借りしたBBQセットの片付けまで、オーナーがやってくださいました。
夜には一時的な土砂降りがあり、無事にBBQを楽しめてラッキーでした!
day2 スローライフへの憧れ
古民家での朝ごはん
薄衣さんのチェックアウトは12時。2日目も早起きをすれば、長く楽しむことができます。私たちは、お察しのとおりやや寝坊しましたが…。
朝ごはんは食材を用意してくれてあるので自分たちで調理。ごはんは2人で2合分のお米!炊いて残してしまうのはもったいないので1合分だけいただきました。
オーナーさんがピーマン農家ということでピーマンとピーマン味噌もついていました。生ピーマンにあまじょっぱいピーマン味噌をつけて食べるのが美味しかったです。
朝ごはんを食べて、涼しいのでエアコンのスイッチをOFFにして窓を全開にすると風が吹き抜けます。日本家屋だからか?
各々居心地が良い場所をみつけて、チェックアウトまでぼ~っとして快適に過ごすことができました。また行きたい場所ができました。宿のホームページにあるオーナー挨拶のとおり、本当に東北の穴場として楽しめる場所です。
観光地を巡る拠点としてはもちろんですが、一番はこの古民家と周りの自然環境など時間をかけて満喫いただけたらと思います!他のお客様を気にされないように、1日1組様限定と設定しチェックアウトも12時までとしております!
是非、東北の穴場と言っても過言ではない一関市でお待ちしております!笑
道の駅かわさきを物色
お昼前だからか?車が結構停まっている。
さすが東北。餅、だんご系がたくさん置いてあるのに加えて、お惣菜系もたくさん並んでいたので、ここで買ってご飯を食べるのも楽しそうな場所。
お野菜系は道の駅にしては、地物の取り扱いがやや少なめ?な印象でした。
「縁日」でお買いものとランチ
一関市内にあるおしゃ雑貨屋さん「縁日」へ。
本当にこの先に店、ある?という道を進んでいくと、ありました。
鉢を飾るための台が素敵!と手に取ってみていたら、秋保のお店の商品…。仙台に戻って検討し、購入をすることにしました。夫は、半纏と鹿革の巾着をご購入。
雑貨屋さんだと思って入ったら、カフェも併設されていたので、店内を物色したのちにランチをいただくことに。
増えすぎた鹿を駆除して、美味しくいただいたり、鹿角や革を使った商品をつくったり、というお店。ランチのキーマカレーもジビエ。
座った席からは、奥の竹林がみえます。
ふと見ると、室外機?の絵にカエルさん。置き物と見紛うような哀愁漂う佇まい。ランチが終わるころには日陰へ移動していたので、ちゃんと生きた本物でした。
ジェラート③ 手づくりアイスクリームの店 ポラーノ
ランチを食べたら、おやつの時間。ということで、有名なポラーノさんへ。道の駅にも置いてある。
ナッツチョコが香ばしビターで大人な感じでした。いい締めくくり!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
だれかの参考になることがあれば。夏にぴったりな行程だと思います~。
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